Facebookページは「有益な情報発信が有効」、mixiページは「好き」になって貰う事が大切

2011年9月1日のリリースから、一夜明け既に約6万ページ程作成された「mixiページ」。出だしは順調のように見える。しかし、いざ作っては見たものの、中々フォロワーが増えないと頭を抱えている人達も多いのでは無いだろうか。私もそのうちの一人である。

■Twitter、Facebookと全く異なるユーザ層
mixiページランキングの情報を元に、9月1日時点のmixiページと、facebookページのトップ10を比較してみた。

【Facebookページランキング(日本語)】
 1位 Facebook Japan
 2位 satisfaction guaranteed
 3位 Crystal Ball Japan
 4位 BAD LAND
 5位 Facebook navi
 6位 Uniqlo
 7位 Miyamatsu_net
 8位 スターバックスコーヒー
 9位 無印良品
 10位 ParGolf

Facebookページのトップ10の特徴は海外のファンを多数獲得しているパターンと、Facebook Japanが一位となっている事からもわかる通りソーシャルメディア関係の情報収集を目的としてフォローしているユーザが多いのが容易に想像が付く。国内のFacebookのアクティブなユーザは昨今のソーシャルメディアブームに乗らんとする人達が多いという事だろう。

次にmixiのトップ10に目をやると全く異なる顔ぶれとなる。
【mixiページランキング】
 1位 奥華子(アーティスト)
 2位 井上トロ(キャラクター)
 3位 ソナーポケット(アーティスト)
 4位 読めるモ(芸能・事件・海外・ゴシップ系、恋愛ニュース)
 5位 マイキー(キャラクター)
 6位 東京ハンガク!コレクション(女性向けクーポン)
 7位 クラゲふにゃ(キャラクター)
 8位 ディズニー(エンターテイメント)
 9位 ローソン(LAWSON)
 10位 MEJIBRAY(アーティスト)

アーティストや、女性受けするキャラクター等が上位にランキングされている。情報系も女性の好む恋愛系や、女性向けクーポンが上位を占めている。mixiでアクティブに活動しているのは女性が多いという事がうかがえるランキングになっている。勿論、これはまだ一日しか経過していないため、今後どうなるかはわからないが、恐らく、女性に受けるコンテンツがmixiページでは人気を博すのでは無いかと筆者は推測している。

■Facebookページは「有益な情報発信が有効」、mixiページは「好き」になって貰う事が大切
2009年頃から盛り上がり始めたTwitterブームを初め、ソーシャルメディアを活用して情報収集を行ったり、人脈作りに励む、あるいはソーシャルメディアのビジネスを展開するといったユーザは、活動拠点をTwitterやFacebookに移しているだろう。この種のユーザは、「情報に飢えている」ため、新鮮で有益な情報を欲する。そのためこの種のユーザをファンになって貰うと考えた場合には、有益な情報を発信する事が有効だ。

しかし、mixiを中心に活動しているユーザは、そういったソーシャルメディアでのアクティブな活動に興味も無く、友達とのコミュニケーションを中心にしたいと考えているユーザが多いだろう。実際、mixiのオフ会等で会う人達はTwitterやFacebookをやっていないという人も多い。こういった周囲の情報に踊らされず(または関心が無い)ユーザが「有益な情報源」を求めて「イイネ!」をするとは少し考えにくい。どちらかというと、純粋に「好き」なもの「興味のある」ものに大して「イイネ!」をクリックするのでは無いだろうか。

このように考えれば、mixiページのランキングが女性に人気の高いキャラクターが上位に来ているのも頷ける。純粋に「好き」だからフォローしているのであり、そこから流れて来るフィードには興味を持っていないかもしれない。

Facebookページの「Like」は情報が欲しいからファンになる。mixiの「フォローする」は「私、これ好きです宣言」であり、特に何か情報が欲しいわけでは無い。そんな印象をmixiのユーザからは感じる。

■国内のアーティストにはチャンス
mixiのランキングを見ていて可能性を感じたのは、国内のアーティストが上位にランキングしていることだ。これはビジネス利用の多いFacebookとは異なる動向だ。mixiページではyoutube等も簡単に貼り付ける事が可能であるため、ここで自分たちの音楽や歌を披露することで、ファンを獲得する事が可能なのでは無いだろうか。上手に活用すれば、数百人規模の小さなホール位ならmixiページから集客する事が可能になるかもしれない。

1000人のファンが居れば、アーティストは自分の作品で食べて行くことが出来るようになる。mixiページを活用して、一度は諦めてしまった夢に、もう一度挑戦して見るのも良いのでは無いだろうか。

★mixiページ Assioma別室★



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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。