Pinterestの魅力:世界に散らばる宝物を集める新たな体験

最近、家に帰ってくると、10分ほど、Pinterestで遊んでいる。色々な所でPinterestについては語られているので、細かな説明は割愛する。
私が感じているPinterestの魅力を述べてみたい。

■世界中の宝物を集める喜び
 Twitterが情報を集める喜びを提供し、Facebookが人と繋がる喜びを与えてくれる。そして、TwitterとFacebookは自らが情報発信者となって、誰かからのリアクションを貰うことが、人々を夢中にさせる要素だと考えている。

 当初pinterestが登場した時も、同じような感覚で初めてみた。面白い、美しいといった画像を見つけて「Pin」して貰う、そんな風に思って初めてみたのだが、これがさっぱり面白く無かった。何がそんなに持てはやされるのかさっぱり理解出来なかった。

 つまらないなと思っていた時、何となく自分の好きな「Blue」というカラーを検索してみた。するとその瞬間Pinterestの虜になった。

 北欧風のブルーの家具、まるでアラジンのお伽話に登場しそうなブルーの扉、とても生き物とは思えない輝く羽を持つバタフライ。Googleの画像検索では到底出会えない「芸術性の高い」画像が画面一杯に広がった。全てが幻想的で、まるで世界に散らばる宝の地図を見ているようだった。

 そして、その中から、自分の好きな物を「Pin」して自分のボードに入れていく。その行為はまるで、世界中の宝物を自分だけの宝石箱に詰め込んで行くような気分にさせてくれるのだ。

■TwitterやFacebookとは異なる楽しみ方
TwitterやFacebookと同じ感覚で紹介されている記事が多いと感じる。例えばPinterstでフォローすべき人といった感じだ。Pinterestはそういう楽しみ方をするより、自分から能動的に「宝探し」に出た方が楽しいのでは無いかと思う。そして、「誰かからのリアクション」を求めず、純粋に自分の趣味や、好きな動物などを探して「宝探し」をした方が断然面白いと思う。

私の使い方を紹介しよう。

 ・カラーセラピーとして活用する
  気分に応じて、上質な色の世界に身を任せてみては如何だろうか?

   聡明な気分に浸りたい時 blue
   癒されたい時 green
   気分を高揚させたい時 red

  といったように、私は「色」で検索して、自分の気持ちをコントロールしている。

 ・Infographicsの保存用に
  Evernote等に保存しておいても良いと思うが、何しろPinterestは無料である。かつ視認性も高い。私の周囲でもInfographicsの保存に利用している人は多い。容量が大きくなるInfographicsをPinterestに移して見るというのも良いのでは無いだろうか。

 ・ヘアカタログとして
  男性にとって「美容院」に行った時に「こんな感じで」と髪型のイメージを伝えるのは結構ハードルが高いと感じている人は多いのでは無いだろうか。私の場合、パーマを掛ける時等に雑誌を持参するのはかなり抵抗がある(と私は思っている)。ましてや「福山雅治風に」なんてイケメン俳優の名前でイメージを伝えるのは周囲の目を気にしてしまう。そんな時、お気に入りの俳優をPinterestで登録しておいて、iPad等でさり気なく見せれば、周囲の目を気にすることなく、イメージを伝えることが出来る。

  この例では、ヘアカタログだが、言葉で伝えるより、ビジュアルで伝える方が何倍も伝わる例は幾つもある。クラウド上に自分だけのビジュアルカタログを作り、いつでも素早く取り出すことが出来るのだ。

■「収集欲」を満たす新たなユーザエクスペリエンス
今後もサービスが進化し、利用方法も変化して行くと予想されるが、現時点で言えることは「収集欲」を満たしてくれるサービスだということだ。特に誰からのリアクションが無くても、ついついのめり込んでしまう。特に男性なら、ガンダムのプロモデルや、ビックリマンシール、ビー玉、レコード、といった「コレクション」に嵌った経験はあるのでは無いだろうか。

そんな「コレクション」する喜びを体験させてくれる、新しいサービス、それが「Pinterest」なのだ。

そして、最も重要な事はその「クオリティ」だ。パリに生きる人間が、何故、「ハイセンス」なのか。それは、生まれながらにして、芸術に囲まれて育ってきたからでは無いかと思う。Pinterestのハイクオリティな画像の数々は、まるでパリの街並みに迷い込んだような錯覚に陥る。

Pinterestのハイクオリティな画像の数々は、見る人のセンスを知らず知らずのうちに高めてくれるのでは無いだろうか。文章を作る、映像を作る、シナリオを作る。人が何かを創りだす時に、その感性の下地になるのは、どんなアートに触れてきたかだと私は思う。Pinterestがそんなクリエイティブに生きる人達のセンスを育むツールになっていくことを期待したい。



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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。