企業ページを遥かに凌ぐエンゲージメント率を誇るFacebookの女神達

 Facebookページでどれだけファンから反応が得られたかを示す指標としてエンゲージメント率と呼ばれる物がある。

エンゲージメント率 = 反応数/ファンの数

 下記に2月20日時点の日本語Facebookページランキングを基に、企業ページを対象とした上位5社のエンゲージメント率を記載する。

 投稿から6時間以上経過した間近3投稿の「イイね」の数をカウントし、その平均値/ファン数で最近のエンゲージメント率を計測した。どの企業も1%以下という値になっている。

 一般的にキャンペーン等を実施して獲得したファンの反応は薄い。そのため膨大なファン数を確保していたとしても、それが自然に増加したのか、キャンペーン等に本当にファンで無い人達で急激にファン数が増加したのかによって、投稿に対する反応は大きく異なっていく。
 Facebook担当者としては、ファンを拡大したいが、水増し作戦で獲得したファンは自分達の投稿に目を向けてくれない。地道に増やすには膨大な時間を必要とする。コストを取るか、時間を取るか、エンゲージメント率を取るか悩ましい選択を迫られていることだろう。

■圧倒的なエンゲージメント率を誇る女神達
 Facebookにはフィード機能が追加されたことによって、友達以外のユーザに対しても自分の投稿を公開することが可能になった。この機能によって、Facebookページを作ることなく「ファン」と繋がることが可能になった。

 これらのFacebookフィードの人気ランキングはこちらから確認することが可能だ。このFacebookフィードランキングは個人アカウントであるため人気上位者は著名人であることが多い。1位から20位まではIT業界やソーシャルメディア業界で有名な方々が名を連ねている。

 面白いのは、それ以下だ。私が知らないだけかもしれないが個性溢れる人々が名を連ねている。中でも「美女」が多いのが目立つ。この美女達の何人かのフィードを覗いてみると、凄まじいエンゲージメント率を誇っていることが分かった。

 下記に20位以下で投稿をアクティブに行っている女性五名のアカウントをピックアップし、企業アカウントと同じ条件で調査した。
 

もっとも低い方で4.34%。最も高い方で15.06%ものエンゲージメント率を誇っているのだ。しかも、いいね獲得数も200~500前後と、これは10万人を超える企業アカウントでも獲得するのは難しい数値だ。それを意図も簡単に獲得しつづけている。

■ちょっとした写真に華を添える「女子力」
 彼女達のルックスが可愛いという理由も勿論あるのだろうが、投稿されている写真に工夫が施されていることも人気の秘密かもしれない。プリクラの要領で写真に軽く華を添えている。

 遠近由美子さんの投稿した写真を一枚紹介しよう。何気ないサブウェイでのランチ写真だが、そこにビックリマークを添えて写真がキュートな物になっている。
 

 こういった可愛らしい写真がタイムラインに投稿されると、ついつい「いいね」を押してしまうのかもしれない。

■パーソナルブランディングに最適なプラットフォーム
 女性の方でも堂々と顔と実名を公開し、プライベートを露出させている。一昔前では考えられないことだったが、彼女達はそれを実践しファンを獲得している。Facebookという閉じた空間ではあるが「アイドル」となっているようだ。

 本来はプライベート利用を行うためのプラットフォームであり、複数アカウントを取得すればアカウント停止の可能性もある。そのため、極力プライベート利用に徹することが良しとされているが、タイムライン機能のリリース以降、Facebookとしては「透明な世界」実現に向けて、個人をプロデュースする方向へと向かっていると感じる。

 純粋な友達との会話を楽しむだけでも全く問題無いが、彼女達のような女性が堂々と危険にさらされることなく、ファンを獲得している事実を考えれば、Facebookはパーソナルブランディングのプラットフォームとして、最も安価に機能する可能性を秘めているのでは無いだろうか。



この記事のタグ: , ,


関連する記事

  • FBで人に言えない「内緒のコミュニティ」に入るのは気をつけよう

  • 市場原理に従い質低下が危ぶまれる東洋経済オンライン

  • Facebook Wi-Fiの衝撃

  • Facebook投稿 「宣伝する」 機能を使ってみた

  • 2013年版 絆の種類

  • ソーシャルCRMでコールセンタのコスト削減

  • ソーシャルメディアが晩婚化を助長する?

  • 「SNSで目立ちたい症候群」に企業はどう対処すべきか

  • イノベーションを生み出すスマートオフィス

  • 差が付きはじめた携帯三社のソーシャル評判


  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。