スマートデバイスの高解像度化に伴いWordPressのモバイル対応プラグインWPtouchを停止しました。

 WordPressを利用している方なら、ほぼ定番として利用されているスマートフォン対応用プラグインWPtouch。昨日から利用を停止した。理由は最近のスマートデバイスの高解像度化によりデスクトップPCと遜色無いレイアウトを表示出来るようになっているからだ。

 当サイトのレイアウトは画面横幅が960ピクセルで構成されているが、Google Analyticsによると当サイトの訪問者の解像度トップ10は以下の通り。画面の横解像度が960ピクセル以上表示可能なデバイスが6割を超えていた。

1) 1366×768 13.02%
2) 1280×1024 11.92%
3) 1280×800 10.34%
4) 1920×1080 9.41%
5) 1024×768 7.90%
6) 320×480 6.90%
7) 1440×900 4.62%
8) 768×1024 4.37%
9) 1680×1050 3.55%
10)320×568 3.19%

■WIDTH 960なら現在発売されているスマートデバイスであればそのまま表示可能
 2011年3月に発売されたiPad2で1024×768、2011年10月に発売されたiPhone4sで960×640とアップル製品については前モデルから960ピクセルをそのまま表示可能になっていた。アンドロイド製品もGALAXY S III、Xperia acro HDで1280×720が表示可能となっており人気モデルの高解像度化は進んでいる。
 スマートデバイスは進化の早いデバイスで有り2010年頃のモデルを利用していたユーザであれば、新しいモデルは格段に性能が向上しているため買い換えるユーザも多くなってくるだろう。アップル製品、サムスン製品といった人気製品を購入すれば自然と960ピクセルが表示出来るようになる。これから新しくフィーチャフォンからスマートフォンへ乗り換えるユーザも今の人気機種を買うとなれば自然と高解像度表示可能なモデルになる。

 当サイトのユーザ層はアーリアダプターからアーリーマジョリティ辺りのユーザが多いと想定しているため、今後は横解像度320や768のユーザは急速に減少すると考えられるのでWPtouchの利用を停止することにした。

 また、WPtouchはスマートフォンに最適化されるため記事が読みやすくなる利点は確かにあるのだが、記事が一つしか表示されないためサイト運営者側からすれば、他の記事にも目を通して欲しいという思いもあり、PC用表示のみ提供することにした。

 スマートデバイスの進化は激しい。二年前はWPtouchでスマートフォンの小さな画面にレイアウトを整えることは必須の配慮であったが、今はその必要は無くなっているかもしれない。サイト運営者は過去の常識に囚われずGoogle Analyticsの読者の解像度をチェックすることをお勧めする。

 サイト製作者は画面サイズの違いを意識したスマートデバイス対応は不要になりつつあり、今はキーボード&マウスとタッチデバイスのUIのマルチデバイス対応に重点を置くべきだろう。



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    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。