Facebookの人気に陰り?

永江一石さんが、「Facebook日本の会員数ついに減少へ!! そしてブラジルからの猛攻撃がそろそろ始まる」と題した記事を書いて、一部の界隈で「Facebookが日本でオワコン」になったと話題を呼んでいる。

永江さんによると、Social Bakersの日本のここ一ヶ月間の推移をみると、会員数が激減しているという。

Facebookによる定期的なアカウント削除メンテナンスでは?

確かに、Social Bakersのデータでは減少していることは明らかだが、こんなに激減するものだろうか。Facebookを利用しないのなら、ログインしなければ良いだけで、アカウント削除まで行う人がこんなに短期的に集中するとは考えにくい。

Facebookは二重登録や偽名アカウントをサービスポリシーとして認めていない。原則として実名性、一人1IDがルールになっている。そのため、Facebookは偽名アカウントや二重登録と考えられるケース、スパム業者の「存在しない人物」のIDは定期的に削除する「自助努力」を行っている。こういった定期メンテナンスはネットユーザの間で「垢BAN祭り」とも呼ばれている。恐らく今回の急激な減少はこういったオペレーションが発生したのではないかと考えられる。

こんな話題がシェアされるのはFacebook人気の陰りの兆候か

そもそも、Facebookのアカウントを、いざ削除しようと思ってもなかなか見つかりにくい場所に用意さているので大半の人は面倒になりログインしなくなるだけではないかと思う。mixi等も利用はしなくなっても退会せずアカウントは残しているという人が多いだろう。そのためSNSでは総ユーザ数よりもアクティブ会員数の方が重要な指標として考えられる。

ちなみに、Facebookのアカウント削除はアカウント設定のセキュリティのメニューからアカウントの利用解除をクリックすると、退会の意思を確認さるのだが、間近にコミュニケーションをとった友人の「○○さんが残念がりますよ?」と、「本当にいいんですか?」かなり後ろ髪をひく問いかけが行われる。これは中々アカウントを削除しずらくさせる効果があるように思う。

アカウント削除の方法がわかりにくい、引止め工作が行われるので、簡単にはアカウント削除は行わないだろうし、こんな短期間に集中するとも考えらないのだが、こういう話が競って「シェア」される光景を見ていると、Facebookの人気がピーク、もしくはそろそろ限界を迎えているのかもしれないと考えている人が少なからず増えてきたということなのだろう。

日本のSNSの一サービス辺りの人口は3000万~3500万程度で限界を迎えると言われているが、Facebookのユーザ数はまだその半分程度。ここで勢いを落とすのか、またまだ継続するのか。どちらになるかはまだわからないが、「Facebook人気の陰り報道」を期待する人が増えてきたのは間違いなさそうだ。



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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。