世代間を超えて語り合う時に意識すること – 自分より若い人たちとの付き合い方 -

本連載では、ソーシャルメディアで如何に「親しまれる人になるか」を、孔子の「論語」に基づいて解説します。今回は自分より若い人達と、コミュニケーションを行う時の論語を紹介します。

■[子罕第九の二十三より] 後生畏るべし、焉(いずく)んぞ来者の今に如(し)かざるを知らんや
自分より若いからと言って、侮ってはいけない。年が若く気力も有り将来の可能性に満ち溢れる若者達が、学問に励めば、どうして今の自分達程にはなれないと言う事が出来るのだろうか、という意味。

■若い世代の意見に耳を傾ける事で世界が拡がる
ソーシャルメディアの一つの魅力として、世代を超えて一つのテーマに対して議論したり、共に何かの事に挑戦するきっかけを手軽に作れる事があります。

しかし、どうしても自分より10歳も若い人達とディスカッションしようとすると、今までの経験の差や価値観の違いから意見がぶつかり合う事もあるでしょう。そんな時についつい、「何も分かって無いくせに、生意気言って!」と感じてしまうものです。

そんな時は、グッと堪えて「後生畏るべし」という視点で、耳を傾けて見てください。簡単に出来る事では無いかもしれませんが、そうすることで、若者からの信頼を集める事も出来ますし、自分達の世代では気付く事の出来なかった、新たな視点に気付く事もあるかもしれません。

ソーシャルメディアは多様性を認め合う事で世界が拡がる空間です。世代を超えたディスカッションを行う時には、是非「後生畏るべし」を思い出してみてください。

「後生恐るべし」となり、若い世代の成長を恐れ、自分達の身を守ろうとするようになってしまっては、ソーシャルメディアのもたらす新たな出会いは、限られた出会いだけになり、若者から慕われる事も無いでしょう。

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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。