自由になるために必要な預貯金

柳井会長の「年収100万円時代」も有り得るという発言と、クリエイターの厳しい現状を考えていると、ふと、収入から切り離され、自由に創作活動に専念できるためには、どの程度の貯金があれば良いのだろうかと気になったので、少し計算してみることにした。

まず、何歳まで生きるかという点だが、これには平均寿命を参考にした。厚生労働省によれば、男性平均寿命は79.59歳、女性86.35歳ということなので、男性は80歳、女性は87歳まで生きるものとして計算した。

下表の200万円と書かれた列が年間200万円を生活費として預貯金だけで生活していくのに必要な貯金額を表している。例えば男性35歳であれば余命は45年となるので45×200万=9000万円必要ということになる。300万円の列は生活費を300万円とした想定だ。勿論、年金や退職金といったものを加算すればこの額は軽減される。

一人暮らしで家持ちなら200万円、一人暮らしで賃貸なら300万円の列を基準として考えれば、ある程度「自由になるために必要な預貯金」が想像出来る。(勿論突発的な病気などは考慮されていないが)私は今年39歳になるのでおよそ8000万円の貯金があれば、自由になることが出来そうだが、当分自由になれなさそうだ。

自由を得るために必要なお金

インターネット経由で年間100万円は収入を得ることは可能

もちろん、この表は「無報酬でも暮らせる」という最悪のケースを想定しているため、実際の収入が見込めるならここまで貯める必要は無い。経験的にはインターネット経由で年間100万円程度なら稼ぐことは可能だろうと考えている。アフィリエイトと広告収入で月4万、執筆で月6万と考えれば無理せず達成出来る最低ラインではないかと思う。

そう考えると40歳で4000万円位の預金があれば「自分の創りたいものを創る」というスタンスで創作活動を行うことが出来るかもしれない。そう簡単に到達出来る額では無いが、40歳で早期リタイヤしクリエイターになりたいと若いうちから目標にしておけば、貯めれない額では無いように思う。

勿論、これは単なる私の試算であって、誰かに強制するものでは無い。「心の安心」を手に入れるための目安と考えて貰えれば幸いだ。

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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。