国民所得によってスマートデバイスの普及OSが異なっている

アップルの先行きを憂う意見の中に、これからのスマートデバイス普及は新興国向けの低価格端末が大半を占めるというものがある。私もそう考えている人間の一人だ。

数値で見ていてもそれは明らかなのだが、それを可視化することが出来るツールが公開されたので紹介したい。

多数のSocial MediaのAPIを提供するGNIPと、地図情報に様々なデータをオーバラップさせることを得意とするMapbox社が、元グーグルのデータサイエンティスト エリックフィッシャーと提携し、位置情報付のTweetと、各種モバイルデバイスのOSを紐付けて可視化するサービスを公開している。

この地図は2011年9月以降に呟かれた2億8000万Tweetから構成されている。赤色はアイフォン、緑色がアンドロイド、紫色がブラッグベリーとなっている。

経済的に豊かな国はデバイスを選べるが、経済が停滞している国はAndroidが多い

・日本の状況 AndroidとiPhoneが同数程度のように見えるがやや、iPhone優勢か
日本のモバイルデバイス

・ボストン 都心部にはiPhoneが多く、郊外はAndroidが多い
ボストンのモバイルデバイス

・マスカット ほぼAndroid iPhoneは極僅か
マスカットのモバイルデバイス

・スペイン ブラックベリーが多く、次いでAndroid、僅かにiPhone
スペインのモバイルデバイス

経済的に豊かな国は、生活者がライフスタイルや用途に応じてiPhone、Adnroidを使いわけており「選択する自由」が生活者側にあることがうかがえる。しかし、経済が停滞している国では所得の状況を鑑み、低価格帯のデバイスが「選択肢」になっているようだ。今後は新興国を中心とした低価格帯のスマートデバイスが増加すると予測されているが、数年後には「緑」が地球を覆っているかもしれない。



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    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。