ビニールレコード + スマートフォンでDJ気分が味わえる

メジャーレーベルからデビューしたいと思ったら、レコード会社にCDを郵送する、クラウドの時代だからDropboxで共有してもいいかもしれない、はたまたyoutubeでPVを作成してもいいかもしれない。ITの発展によって「プロモーション」する手段は格段に増えた。

しかし、それは競争が簡単になり、多くの情報の中に自分の作品も「埋もれて」しまうことを意味する。より確実にエージェントに「曲」を聴いてもらうには?
Kontor Recordsのアイデアは、エージェントの「気を引く」という点においては、間違いなく成功しそうだ。

Kontorはビニールレコードとスマートフォン、QRコードを利用して、スマートフォンで再生するレコード、「The Office Turntable」を開発した。

エージェントの元へまず巨大な封筒が送られてくる。「なんだろう?」と思い封を開けるとビニールレコードが入っている。ここでエージェントは「今時レコードか・・・」と首をかしげ、三秒後にはオフィスにレコードを再生するターンテーブル等無いと思い、レコードを捨てようとする。

しかし、封筒の中身を良くみるとターンテーブルの絵が描かれていることに気づく。
ターンテーブル

どうやら、このターンテーブルの上にビニールレコードを「置け」ということらしい。ターンテーブルの模様に従ってビニールレコードを置く。しかし、どうやって演奏するんだ?と思ったら、QRコードが印刷されている。スマートフォンを使ってそのQRコードにアクセスしてみると、楽曲データが送られてくる。
QRコード

そして、スマートフォンをレコード針と見立てて指定の位置にセットすると、演奏がスタートする。しかも、このレコード針を前後に移動させると、まるでレコードの上を針が移動するように、音楽も前後する。
Kontor Music Player

とてもユニークなプロモーションで、エージェントの気を引くことは間違いないだろう。ストリーミングサービスは便利になったとはいえ、レコード針の直感的な操作は音楽プレイヤーとしても有効なUIかもしれない。プロモーションだけでなく純粋な音楽プレイヤーとしての展開も期待したい。



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プロフィール

大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。