ロボットビジネスの開拓を始めた韓国通信事業者

ウォールストリートジャーナルによると韓国のキャリア、SK TelecomとKTは、新たなニッチ市場、世界の教育ロボットの市場に彼らの競争を拡大している。

両社は、それぞれのスマートフォンに接続したり、就学前の子どもたちが基本的な言語と数学のスキルを学ぶことを支援するために携帯電話を”脳”として使用するデバイスをリリースしている。

SKテレコムは、2013年9月にローカル市場をターゲットとしたアッチと呼ばれるロボットをローンチする。価格の詳細は確認されていない。同社は2012年に、アルバートと呼ばれる、同じようなロボットを既に販売していた。

アッチは頭上にクレドールを持っていて、ここに4.6インチから5.5インチの画面サイズのAndroidスマートフォンを設置することができる。このクレドールに置かれたスマートフォンをblutoothを通じてAttiのボディと接続し”脳”として利用する。子供のために本を理解して読み上げたり、人のしぐさに反応したりする機能が実装されている。アッチは、体の周りに様々なセンサーやスピーカーを埋め込んでおり、二つの車輪が付いている。”同社は、未就学児の不正確な発音を考慮するために独立した音声データベースを構築。幼稚園児とロボットが友好的にコミュニケーションをとることが出来る”とSKテレコムは述べている。

KTのKibotは、独立したロボットとしての機能を保持している。これは、32センチの高さと長方形の7インチの画面を持っている。同社は最近、2013年4月にサウジアラビアにて、Kibot 2のアップグレード版の提供を開始した。

Kibotは頭の背面に取り付けられたビームプロジェクターによって、壁に60インチの画像を投影することができる。ロボットの額に埋め込まれたカメラを通じて子供たちの安全を遠隔地から監視することも出来る。Kinot2は韓国市場では681000ウォン(600ドル)の価格設定がなされている。但し海外の価格は変更される場合がある。

まだまだニッチな市場ではあるが、ロボットによる学習方法が確立すれば、教師不足に悩む海外での教育事業の活性化にもつながる。また、乳幼児の子守ロボット等が今後実用レベルに達すれば、船員国の子育て市場が改善されるかもしれない。その実現にはまだまだ時間が必要とされると思うが、成長が期待される分野であることは間違いない。



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    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。