社内コミュニケーションは麻雀、酒より、人狼がブーム

mixiさんで人狼先日、mixiさんが定期的に社内で人狼を開催しているということで、お邪魔させて頂いた。社員の方が12~3名、社外の方が5~6名参加し、二つのテーブルに別れて、三時間程一緒に遊ばせて頂いた。私の周りではmixiさん以外にも「会社内で人狼」を開催する企業を耳にする機会が増えてきている。

人狼はコミュニケーションを楽しむゲーム。相手の仕草や表情、口調から誰が「嘘」をついているのかを探りあてるゲーム。当然全員だまっていたらゲームは進まない。決められた時間の中で全員が推理と議論を楽しむ。良く考えてみれば、人狼を社内で開催するというのはメリットがあるように思う。

社内コミュニケーションの新たなツールとしての人狼

昔から、日本のサラリーマンのコミュニケーションツールと言えば、喫煙所、お酒、麻雀、パチンコ、ゴルフが定番だった。しかし、最近の若い子達はお酒も好きでは無いし、煙草も吸わない。ゴルフをするにはお金がかかる。麻雀は女性は苦手だし、パチンコでは会話が無い。強引に誘えばコンプライアンスの厳しい昨今では、パワハラやセクハラとも問われかねない。

ところが、人狼なら、お金もかからないし、お酒も必要無い、男女問わず参加出来るし、会話が前提のゲームなのでコミュニケーションも深まる。普段は先輩達に気を使って無口な新入社員もゲームが進むにつれ次第と口を開くようになっていくだろう。副次効果として論理的な思考や、ディベートを社員同士の間で行う訓練にもなる。

mixiさんの人狼に参加して、初プレーの社員の方を見ていると、とても恥ずかしそうに喋っていたのが印象的だ。「社員」の前で自分の推理を話すというのは、これが意外と「恥ずかしい」のだ。実はこの「照れ」こそが日本人のディベート嫌いの要因だと思うが、人狼は「ディベート」を強制させられるゲームだ。ゲームとはいえ、自分の考えを整理して、大勢の前で議論する思考の筋トレが行える。

また、mixiさんのように社外の人間も気軽に参加することが出来るので、コミュニティの輪が広がっていく。最近は会議室を勉強会用として貸し出す企業も増えているが、純粋に友達感覚として参加することの出来る人狼は、勉強会のお堅いコミュニティとはまた違った、繋がりを作ることが出来るだろう。企業の中の人に触れてもらうことで、より身近なブランドとして認知して貰える。実際私が誘って参加した友人達は「mixiのファンになった」と語っていた。

お金もかけずに、社外、社員間のコミュニケーションを図ることが出来て、かつ、日本人の苦手なディベートの練習にもなる。「最近の新入社員は無口だ」「社内の風通しが悪い」と悩んでいる企業の方は、一度騙されたと思って「社内人狼」を開催してみてはいかがだろうか?



この記事のタグ:


関連する記事

  • 人狼体験記 ディベート力と洞察力が鍵を握る


  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。