職業犬と人間のコミュニケーションを支援するFIDO

人間と動物では言葉は交わせないが、仕草や泣き声といった「ノンバーバル」によるコミュニケーションは成立する。もし動物がウェアラブルコンピュータを装着すれば「ノンバーバル」による人間外とのコミュニケーションの可能性を開拓するかもしれない。

グーグルグラステクニカルリード サド・スターナーとジョージア工科大学で客員助教授を勤めるメロディージャクソン、研究科学者クリント・ジーグラはFIDOと呼ばれるシステム開発に取​​り組んでいる。FIDOは介護犬や救助犬といった「職業犬」とのコミュニケーションを円滑にする目的で研究が行われている。

FIDOは犬にセンサーとマイクロプロセッサを内蔵したベストを着用させ、犬が身体を揺さぶったり、かんだりした行為を調教師が付けているヘッドホンに音を伝えたり、グーグルグラスに映像等を伝えることが出来る。
google_glass_fido

この研究が実用化されれば、例えば盲導犬等が障害者をより効果的にナビゲートする可能性があるという。更に爆弾探知犬の場合は、彼らが爆弾を発見するだけでなく、その爆弾を撮影し映像を送信することで爆弾のタイプの特定に役立てたり、地震の際の捜索犬であれば、被災者の状態のより正確な把握、位置状況の送信を行うといったことが期待されるという。

グーグルグラスに期待されている役割の一つに「翻訳技術」による「言葉の壁」を取り払うことがある。しかし、その視線の先には人間だけでなく動物との「言葉の壁」すら取り払ってしまうのかもしれない。



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    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。