高まる家電コンシェルジュの必要性

自分の身の回りを見渡すと、スマートフォン、Kindle、パソコン、iPadと、デジタルカメラと、ガジェットが溢れている。ガジェットが増えて困るのが、電源ケーブルの配線と、SDカードやUSBケーブルを使ったデータのやりとり。

今後ガジェットを買い換える時には、電源ケーブルなども全てWirelessで行い、ケーブルを排除した空間を作りたいと思う。簡単にイメージをまとめるとこのようになる。

WirelessHome

データ送受信

まず、データの交換は記憶装置としてSDカード、WiFiによるデータ転送に対応していることを基準としたい。これを実現するのは比較的簡単だ。デジタルカメラとボイスレコーダ以外はWiFiに対応してるのが当たり前だし、デジタルカメラもWiFi対応製品も増えてきている。WiFi非対応のデジタルカメラもSDカードが利用出来るならEye-Fiを使えば、WiFi通信が可能になる。

ボイスレコーダについては、Blutooth対応の物もあるが、USBメモリ型の物があるのでこれを使えばケーブルから解放される。簡易的な利用ならこれでも十分だ。

ワイヤレス充電 Qi

Wireless充電規格のQi(チー)と呼ばれる規格に対応した製品が徐々に登場しつつある。今の所は充電可能な容量が少ないためスマートフォン等のモバイル機器が中心だが、今後はパソコン等も充電出来るようになることが計画されている。既にアンテナ感度の高いスマホユーザの間ではワイヤスレ充電は珍しいものではない。iPhone5S、6がワイヤレス充電をサポートすれば、一気に広がりを見せることが推測される。

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家電コンシェルジュが必要では?

私はある程度ITの知識があるので、製品さえ出揃えば自力で家庭内のケーブルを排除することも可能だとは思う。しかし、大多数の人達には、そんなに簡単なことではないように思う。WiFiの設定が出来ない人はまだまだ多い。

スマートフォンがクラウドと繋がることが当たり前になったように、今後はクラウド以外の様々な家電同士が繋がる時代が訪れる。電源ケーブルなどの配線が不要になることは部屋のレイアウトが簡単になるというメリットもある。アマゾンで何でも買える時代が訪れたが、一つ一つの商品を買うにはアマゾンは便利だが、個々の製品を組み合わせたソリューションは提供してくれない。

技術の進化と共に、家電やガジェットは新たなフェーズへ入ろうとしている。今の時代に求められているものは「過激な安売り」ではなく、実は「家電コンシェルジュ」ではないだろうか。



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プロフィール

大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。