変化への対応力が低い会社の見分け方

身の回りで転職する人が増えている。私の考えではSNS等で活発に外部の人と交流する人は潜在的に転職願望、あるいは今の環境が強いと考えている人が多いのではないかと考えているため、別段驚くことでもないのだが。

2011年前後は当時流行っていたソーシャルゲームやスマホアプリのエンジニアバブルの頃、フットワークの軽い人達の転職が多かった。最近はどちらかというと勤続十年を超える安定思考だった人が「経営の安定した大企業」から痺れをきらしたかのように他へ移っていく人を散見している。(もちろん、私の周辺での観測なのでこれが市場の全体の動向を反映しているとは限らないのでご注意頂きたい。)

転職の理由を考えるのは様々だと思う。その中には企業の「将来性に不安」を感じて決意する人も居るだろう。私は安易に転職を薦める人間ではないが、2014年が目の前に迫った今、こういう企業は流石に危ないのではないかと感じるたった一つのことがある。

・ソーシャルメディア、スマートデバイス、ビッグデータ、クラウド、これら四つの技術のうち一つも事業に活かせていない。

これらの技術を使って新規事業を大成功している必要はないが「試そうとも」していない企業は、先を見る「アンテナ」が相当鈍っているのではないかと思う。

先が見えずに誰もが働き方に不安を感じる現在。自分の能力も重要だが、企業の変化への対応力も重要。情報に振り回される企業も問題だが、「アンテナ」感度が鈍く世の中の変化を全く察知していない企業は「変化に取り残される」リスクがある。もし、自分の会社が「保守的」を通り越して「アンテナが鈍っている」だけなのだとしたら、見切りをつけるのも「生き残る」一つの手段かもしれない。



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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。