Intel ウェアラブルコンピュータ時代を視野にファション分野での協業を強化

ウェアラブルコンピュータの普及の鍵はなんだろうか?価格、機能、利便性、色々とあるだろう。将来的に「誰もが」利用する時代を想定するならば「デザイン」は最も重要な要素かもしれない。

そんな「誰もが」ウェアラブル・コンピュータを装着する時代を見据えて、インテルが戦略的な一歩を踏み出した。

インテルは、スマートなウェアラブル・テクノロジーの提供を目的として、世界的なファッション・デザインハウス「Opening Ceremony社」、高級小売店「Barneys New York」、「アメリカファッション協議会(CFDA)」との取り組みを発表した。

インテルと三社の役割はそれぞれ下記の通り。

・デザイン力の提供とスマートファッションアイテムの共同設計
Opening Ceremonyとインテルは、インテルの技術と Opening Ceremonyのデザインを基にスマート・ブレスレットなど、スマート・ファッションアイテムを共同で設計する。

・店頭販売
Barneys New Yorkは、ウェアラブルデバイスを販売する初の高級小売店として、インテルのテクノロジーを搭載したウェアラブルデバイスを店頭で販売予定。

・技術研究とファッション・デザイナーのコミュニティ構築
CFDA は、ウェアラブル・テクノロジーに関する、テクノロジー開発者と、CFDA のメンバーである 400 人以上の最先端のファッション・デザイナーらと、ファッション・デザイナー向けコミュニティーの構築に向けて、インテルと戦略的協力関係を結ぶ。

ウェアラブルコンピュータは文字通り「身につける」デバイスであるため、「誰もが身に付けたくなるデザイン」、「試着出来る場所」は重要であり、今回のインテルの戦略は理に適っているように見える。また、ITとは無縁の世界で生きてきたファッションデザイナーに対する技術習得の支援もとても重要になる。

ウェアラブルコンピュータの世界で一歩遅れをとっているように見えたインテルだが、これからの挽回が非常に楽しみだ。



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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。