初めての試食会体験記。無印良品、アメ色玉ねぎカレー

「今度新作のカレーが出るんですよ」。えっ、カレー?

今までIT系の書籍や講演は何度もこなしてきたが、食品関連のレビューをした経験は無い。何かの勘違いかとも思ったが、無印良品を運営する良品計画さんから、新作カレー試食会の案内を頂いた。

しかし、最近はブロガーの影響でセブンイレブンのサラダチキンが好調だとも聞く。デジタルマーケティングの先進的な取り組みで知られる良品計画さんなので、何か考えあって声がかかったのかもしれない。私としても試食会というのは初めての経験なので、興味がある。

というわけで、2014年3月6日、渋谷西武店「Café & Meal MUJI」にお邪魔した。

そして、こちらが全て無印良品の商品で盛り付けられた「夕食」。「アメ色玉ねぎの野菜カレー(一人前・300円)」、「アロマティ(9袋入り・300円)」、3/19日から発売の「杏仁豆腐(五人分・300円)」。サラダはCafé & Meal MUJIの提供メニューとなっている。
アメ色玉ねぎカレー

無印良品は西友のプライベートブランドとしてスタート

無印良品でこんな風に食卓を飾れるんだと驚いた。無印良品に足を運ぶ時は、だいたい服や家具を買う時だったからだ。しかし、実のところ無印良品のスタートは1980年に西友のプライベートブランドとして食品など約40品をコーナ展開したのがきっかけだったという。そして、この40品目の中に「カレー」も含まれていた。そう、カレーはまさに「無印良品」の原点だったのだ。

そんな「無印良品の原点に立ち返って考えた」と言う、今回試食した「アメ色玉ねぎの野菜カレー」は、1980年頃のどこの日本人の家庭にもあった「温かいホッとする味」そんな表現がぴったりだった。その秘密は「アメ色玉になるまで煮込まれた、玉ねぎ」だ。北海道北見産のたまねぎを弱火で40分煮込み「玉ねぎの甘み」がカレー全体を包んでいる。

この左側が弱火で40分炒めた玉ねぎ、苦味とコクを与える。右側が10分炒めたもので甘みと旨みを与える。この二種類の玉ねぎを使い、甘さと適度な辛さを持った懐かしい日本味のカレーを再現している。化学調味料も使用されておらず、辛さも控えめなので子供にも安心して食べさせることか出来る。
しっかり弱火で煮込まれた玉ねぎ

なぜ、IT系ブロガーを招待したのか

カレーの紹介ばかりしていると、何のメディアかわからなくなってしまうので、今回IT系のブロガーを招待したことについて、良品計画の川名 常海さんにお話をうかがった。

Q1 IT系ブロガーを招待するなんて、何かマーケティング的な変化でしょうか?

A1 いえ、そういうわけじゃないです。「無印好きなそうな人を適当に選んでみました」。

Q2 えっ、最近ブロガーとか呼んだりするじゃないですか。

A2 そうですね。プロモーション担当とかからは以前から呼んでたりしていますし、今回も来てらっしゃいます。

Q3 じゃあ、川名さん経由の人は、特に狙いがあったとかいうわけではないと。

A3 そうですね、ほんとにあんまり考えてなくて「無印好きそうな人」にお声がけしましたね(笑)。
  ただ、旧来のチャネルではない人達にも、こういう取り組みとかを見て貰ったりすることで、無印の違った一面を知って貰えると良いなとは思っていました。

デジタルマーケティングの領域を牽引し続ける良品計画さんなので、これは何かまた新たな潮流なのかもしれないと勘ぐってみたが、それほど深い理由は無かったようだ。ただ、そんな深い理由ではなく「招待」する所が、ちょっとした変化の現れなのかもしれない。恐らく普通の企業では「商品と無縁」な人を招待するのは簡単ではないだろう。今回も試食をネタにお邪魔したものの、良品計画さんの最近のマーケティング施策の取り組みなどを聞けたりもして、それは別途取材させて頂きたいテーマだった。こういう切り口で招待して頂いたので、ラフな話も聞けて取材する側としても話がはずむ。メディアリレーションの一環と考えれば決して無縁とも言えないように思う。

それにしても、今回同じ試食会に参加したブロガーの記事を見てみると、凄く丁寧に一つ一つの食材や内装までレビューされている。やはり食品はカメラの撮影テクニックが大切だな、とか、試食会は店の入り口も撮った方がいいな、なんて、普段のジャンルとは違う切り口やまとめ方がとても参考になった。

「無縁」と思ってた人や企業が繋がることで、新たな企画のヒントが生まれるかもしれない。そう、今は「共創」の時代なのだから。

■試食会 参加ブロガー
無印良品/究極の日本の家庭の味が楽しめるレトルトカレー「アメ色玉ねぎカレー」

無印良品『素材を生かした アメ色玉ねぎのカレー』試食会@Café & Meal MUJI 渋谷西武



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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。