世代間を超えて語り合う時に意識すること – 自分より年上の人たちとの付き合い方 -

本連載では、ソーシャルメディアで如何に「親しまれる人になるか」を、孔子の「論語」に基づいて解説します。前回、自分より若い世代との付き合い方を紹介したので、今回は自分より年上の人達と、コミュニケーションを行う時の論語を紹介します。

■[衛霊公第十五の三十一より] 子曰わく、吾嘗て終日食らわず、終夜寝ねず、以て思う。益なし。学ぶに如かざるなり。
若い頃、一日中食事も取らず、一晩中寝ずに考え込んだことがある。しかし、それは無益だった。先人から学ぶ方が近道だと気づいた。

■先人の知恵を借りる事で、成長する機会を得る
この論語は、「自分なら出来る」と想い、一晩中思案したが答えが出なかった。自分の無力差を知り、先人に学ぶ「謙虚な心」を持つ大切さを説いています。

若さに満ち溢れ、体力、知力、気力が充実していると、人はそれだけで自信を持つ事が可能です。加えて、現在はインターネットが有ればあらゆる情報が瞬時に入手出来る時代です。
そんな時代において、時にこうおもってしまう事もあるでしょう。「自分より年上のインターネットも使えない世代の意見なんて聞く必要は無い」と。

確かに、インターネットがあれば様々な情報を入手する事が出来ます。しかし、それによって、過信するような事があれば、成長する機会を失う事にもなります。何故なら、過度な自信は自分の視野を狭めるからです。人間は自分の認知出来る情報しか、吸収することが出来ないからです。

調べる事は自分で出来ても、調べるための知識や視点は年配の人から学ぶ事は多くあります。年上の人に対して、謙虚な気持ちで接する事で、そういった人たちはあなたに喜んで、多くの知見を提供してくれるでしょう。そこで、得た知見から、あなたは更に多くの気づきを貰い、成長する機会を得る事が出来るでしょう。

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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。