自分を成長させてくれる「良い友人」。自分の足を引っ張る「悪い友人」の見分け方

本連載では、ソーシャルメディアで如何に「親しまれる人になるか」を、孔子の「論語」に基づいて解説します。
今回はソーシャルメディアの大きな魅力である「人との繋がり」について、参考になる論語を紹介します。

■[季氏第十六の四より] 自分を成長させてくれる「良い友人」。自分の足を引っ張る「悪い友人」

子曰わく、益者三友、損者三友。直きを友とし、誠を友とした多聞を友とするのは益なり。便辟を友とし、善柔を友とし、便佞を友とするのは、損なり。

訳文
 良い友人には三種類ある。正直な人、誠実な人、知識の豊富な人。これらの友人と付き合うことはためになる。
 悪い友人にも三種類ある。見栄っ張りな人、媚びへつらう人、口達者な人は付き合ってもためにならない。

孔子は、友とは単に仲が良いというだけでの存在では無く、自らを成長させてくれる存在でもあり、正直者で、誠実、知識の豊富な人と付き合えば、自分にとって大きなプラスとなる。しかし、見栄っ張りで、権力や財力のある人に媚びへつらい、口達者なだけの人と付き合う事は、自分とって短期的にはプラスになる事もあるかもしれないが、長い目で見ればマイナスになると説きます。

ソーシャルメディアの魅力は「繋がる」こと。しかし、その中には様々な人が居ます。「良い友人」「悪い友人」を見極め、自分も共に成長出来る「良い友人」と繋がっていくことが出来れば、ソーシャルメディアはより楽しいものになるでしょう。

■「類は友を呼ぶ」有益な三友として振る舞えば有益な人が集まる
ソーシャルメディアの特性として、自分と趣味嗜好の近い人間同士が繋がっていく特性があります。これは、繋がる事が手軽であるため、自分の気の合わない人には関心を寄せず、気の合いそうな人とドンドン繋がって行くので、結果として「似たもの同士」が集まる事になります。

ソーシャルメディアのこういった特性を活かし、孔子の説く良き友人のように自らが振舞えば、自分を成長させてくれる素敵な人に恵まれるでしょう。反対に自らが権力や、財力にある人に媚びへつらい、口達者で八方美人に振舞っていれば、自分の周囲にもそういった人が集まり、実りある「繋がり」を作る事は難しくなるでしょう。

ソーシャルメディアの「繋がり」は自分を写す鏡でもあります。皆さんの「繋がり」は良き友人に恵まれていますか?もし、「悪い友人」が多く居たとしたら、それは、自分の振る舞いにも原因があるのかもしれません。「良き三友」に恵まれるように、自らも「良き三友」で有りたいですね。

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  • プロフィール

    大元隆志(おおもと たかし) 通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。異なるレイヤーの経験を活かし、技術者、経営層、 顧客の三つの包括的な視点で経営とITを融合するITビジネスアナリスト。業界動向、競合分析を得意とする。Yahoo!ニュース講談社 現代ビジネスCNET翔泳社EntepriseZineITmedia マーケティングITイニシアティブ、等、様々なIT系メディアで活躍する。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。ソーシャルメディア系イベントしては国内最大級となるソーシャルカンファレンス主催者。著書に「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」「ソーシャルメディア実践の書」、「IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入」がある。所有資格 米国PMI認定PMP、シニアモバイルコンサルタント等。